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　2016年創立のオーケストラ。OTOはOsakaTeachers Orchestraの略称。

「演奏会に行くことの難しい就学前の幼児や障がい児に、生のオーケストラ体験をさせたい」という願いのもと、音大出身の教員を中心に、教員志望の学生、現役プロによって構成され、音楽と教育の両方の専門家としての演奏活動を展開しています。

　幼児向けの「音楽のおもちゃ箱」、障がい児やその保護者向けの「はあとふるコンサート」、小学生を対象とした「音楽夢授業」、一般向けの「秋の音楽夢授業」など、啓発的な演奏会を柱に、公共施設、学校などで演奏活動をしています。

　主なお客様は子どもたちですが、子どもたちにこそ本物の音楽を聞かせなければならないという信念の下、音楽の質にはこだわり続けてきました。「もしかしたら、その子にとっては一生の一度のオーケストラ体験になるかもしれない」という可能性を常に忘れず、どんなに客席の子どもたちが騒いでも、走り回っても、その子どもたちの全身に音楽の魔法をふりかけるように上質な演奏を届けることが、教員のオーケストラである私たちの使命だと考えています。

　公演の性格上、童謡、手遊び歌、アニメ曲などが多いプログラムですが、「オーケストラ体験」として必ず本格的なクラシック曲も演奏してきました。また秋の一般向け公演では序曲、協奏曲、交響曲などを演奏することで、一般のお客様のニーズに応えながら、オーケストラとしての演奏力の向上を目指しています。